たまたま飛行機の中で観た映画「ダウントン・アビー」がおもしろかったです。
飛行機が着陸体制に入ったので、最後の30分程度はまだ観れていないのですが。
この映画、日本でも昨年9月末頃から上映されていたようです。
「ダウントン・アビー」はもともとはドラマから始まっています。Huluで、過去のドラマが観れることがわかったので、現在、1日1話ずつ観ています。
本当は1日2~3話くらい観たいのですが、1話45分くらいから1時間20分くらい(CM無し)のため、結構疲れるので必ず1話だけにして、長く楽しむようにしています。
この「ダウントン・アビー」、わずか100年くらい前のイギリスを舞台にしたイギリス制作の長編ドラマです。
シーズン6まであり、全50話以上ありますが、映画と違ってだいたい1時間以内なので、意外に見やすい。
近代世界史が好きな方には絶対、お勧めです!
まだイギリスの階級制度がはっきりしている時代、伯爵家いわゆる英国貴族が、戦争など大きな歴史の波を受けながら、伯爵家族、親族と大豪邸「ダウントン・アビー」で働く執事、下僕やメイドなどの人生を描いています。
最初のシーズン1は、「タイタニック号の沈没」によって、爵位の後継者が死んでしまうところから始まります。
シーズン2は、第一次世界大戦の勃発と「スペイン風邪」の大流行。
シーズン3は、「アイルランド独立戦争」。
現在、シーズン3の終盤を見ています。だいたい1920年頃、第一次世界大戦の終戦から約2年後ですね。
日本人のいわちゃんが観ても、このわずか100年の間にこんなに色々なことがあったんだなぁと思います。
伯爵家で起こる出来事はフィクションですが、時代背景は本当にあったことなのでとても見やすいです。
例えば、階級制度に疑問を持ち始める娘たちは、先日戴冠式があったばかりのチャールズ国王の次男ヘンリーとメーガンを思い出してしまいます。
アメリカからヨーロッパ、そして全世界に大流行し、多くの死者が出た「スペイン風邪」は、コロナを経験した私たちにとっても本当に身近な出来事になりました。
第一次世界大戦だって、ウクライナ戦争が第三次世界大戦に拡大しないという保証はないですしね。
階級制度や宗教問題(プロテスタントとカトリック)はもちろん、現代、まさに今の時代に繋がる人種差別やLGBTの問題も、ドラマの中でうまく描かれています。
まだ全ドラマの中盤なので、どういう展開になるのか全然わかりませんが、大きな歴史変化の中でもたくましく生きて行こうとする重要人物たちが今後どうなっていくのか、毎日楽しみです。
それにこのドラマでは、執事や下僕、メイドという”現代にはない”階級の人たちが、伯爵家を支えます。忠誠心だけではない人としてのあたたかさや伯爵家家族との心の通い合いも見どころだと思っています。
このドラマ、ググってみると数々の賞を受賞し、以前NHKでも放送されたようです。
なので、自信を持ってお勧めします。「幸せ」を感じるドラマです。
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