フランスに行ってから、思うマスクの話しです。
フランス国内やトランジットのドバイでは、もう誰もマスクはしていません。
屋外だけでなく屋内も、かなり混んでるパリ市内外のメトロやバス、新幹線(TGV)、ニースのバス、トラム等、どこへ行っても同じです。
マスクをしている人は、数字でいえば100人に1人もいません。つまり1%以下です。
99%以上の人がマスクをしていないということは「マスクをしないことが正しい」ともいえます。合理的に判断すると「マスクはしなくて良い」と言える訳です。
もちろん、マスクをするしないは万国共通、個人の自由ですが。
パリジェンヌ(若さに関係なく)は、顔をマスクで覆うどころか、暑いわけでもないのに身体の露出度が高く颯爽としています。
また肌の露出はなくても、ボディラインくっきりのエロい(いわちゃんにとっては)ファッションで見る人を楽しませてくれます。
なのに、関空や空港バス、JRではマスクが必要になりました。だって日本だから。
フランスにいる間、使わなかった”くちゃくちゃになったマスク”をなんとか取り出して、マスクをしました。
このフランスと日本の差はなんでしょうか?
合理的にものを考えるフランス人と、情緒的にものを考える日本人の差があると思います。
パリに限らず、フランスには肌の色だけでなく、いろいろな人がいます。
同じ白人でも、フランス東部のアルザス地方に行くとドイツ系、南部のニースではイタリア系、今回スペイン国境方面には行っていませんが、きっとスペイン系が多くなってくるのでしょう。
男性同士、仲良く手を繋いで歩いている人も何回か見かけました。
宗教のことは、難しくて良くわからないのですが、キリスト教やイスラム教だけではない多様な宗教を認めあっているのだと思います。
色々な人がお互いに認め合いながら、自分の個性を発揮する自由を謳歌する強さとおおらかさを感じます。
女性はもちろん、男性のファッションを見ても、「主張」しています。カッコイイ!(そんな偉そうに言ってるいわちゃんは「寒さ対策」が過ぎてダッセー)
やっと日本でもテレビ等でマスクは「個人の判断で!」とPRしていますが、国から言われてもなおマスク外す人はまだ多くないですね。
多様性を認めあえない、何か言われるかもしれないって、日本人は考えるのでしょうか。同調圧力に敏感になり過ぎかも。
まわりに合わす必要なんかはなく、自分がやりたいことをどうやって実現するかを大切にしたいですね。
なんとなくですが、フランス人の目線はかなり先にあって、そこを目指しながら、今を楽しむことを知っているように感じました。
これは良いようにフランスを見過ぎでしょうか?
明治維新直前、渋沢栄一がパリ万博を見た時、どんなことを感じたのでしょう。いわちゃん、エッフェル塔を見ながらそんなことに思いを馳せていました。
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