63歳にもできたオンライン面接。
昨日、zoomによる採用面接、つまりオンライン面接を受けました。コロナ禍で最近の学生さんは、ほとんどオンライン面接になっているようですが、ボクもこの歳になって初めて「オンライン面接」なるものを受けてみました。
事前に履歴書、職務経歴書を送付、そして書類選考をパスし、今日のオンライン面接になりました。
そもそもzoomを使ったことがなかったのでちゃんと先方に自分が映っているのか、声は届いているのか、やや心配はありましたが、面接内容は別にして、zoomの利用としてはうまくいったようです。
オンライン面接、恐るべしですね。ボクが受けた会社は京都にありますが、JRと地下鉄を使っていけば、交通費もそこそこかかりますし、行って帰ってくるのに2時間は掛かりますが、オンライン面接ならば経費はゼロ、準備時間もほぼ掛かりません。
もう少し詳しく説明します。
面接会場は自宅マンションの小部屋です。スマホスタンドにスマホをはさみ、スマホカメラと対面するように椅子を置きます。意外にスマホとの距離は近くなります。具体的に言うと、椅子に座って前に手を伸ばし手首あたりがスマホカメラとの距離です。自分の背景は白い壁だけにできました。
15時スタートの面接なので、ちょうど10分前に先方から届いていたメールのリンクをタップし、zoomを立ち上げ、待機状態で待ちました。
すると2~3分で先方の面接官の映像が入りました。
こちらはなにぶん初めてなので、ちょっとだけ先方の音声が聞こえるまで待ちました。すぐに「こんにちは!」と音声が入りましたので、ボクも「こんにちは!」と返し、面接はスタートしました。
10分前に待機しておいて良かったです。5分前だったら先方をお待たせすることになりました。
あっという間に面接は終了。「ありがとうございました!」と言って、こちらから退出ボタンをタップし、退出しました。
実際の面接時間はわずか10分でした。
オンライン面接は「こんにちは!」で始められます。対面面接であれば、ノックの回数とか、用意された椅子には勧められるまで座ってはいけないとか、退出するときのドアの締め方とか、本来の面談内容以外に結構多くの注意点がありました。それに比べるとなんとお手軽でしょう。
確かにお互いの表情や声のトーンなどの細かいところがわかりにくいといったデメリットはありますが、受け答えに重点を置くならオンライン面接で十分だと思いました。ただオンライン面接でも従来と同じ緊張感はありました。
時代の変化についていくぞ!
一昨日、東京のコロナ感染者数は5,773人との速報がありました。大きな被害を受けている飲食店、旅行会社、観光業などに従事する方、休みなく患者のために働いてくれる医療関係の皆様には、コロナ感染の拡大が収まるまで、なんとか頑張って頂きたいです。
ただ、もしもコロナの感染拡大がなかったら、オンライン面接はこれほど普及しなかったことでしょう。コロナ感染拡大によって新たに生まれたものもたくさんあります。
コロナによって世の中が変わろうとしています。ボクでさえ「オンライン面接なんて、自分には関係のないこと」と思っていたら、今回こんな機会に恵まれました。
世の中が大きく変わったり、時代が猛スピードで進む時というのは、どちらかといえば悪いこと、特に命に関わるような出来事が起こった時ではないかと思います。今回はコロナ感染ですが、戦争もそのひとつです。
そんな状況になった時に、自分はどう動くのか?何をするのか?
子供の頃、母親からよく太平洋戦争末期、アメリカの戦闘機B29がやってくる度に、当時少女だった母親が、頭巾を被って防空壕に入った話を聞きました。あの戦争に比べれば、今回のコロナなど、まだマシではないか。戦争を経験している世代は、自分の身は自分で守らなければならないということがわかっていた。時代の流れの中に翻弄されつつも、その辛さや苦しさを乗り越えて、戦後復興の日本の中で明るく楽しく生き抜いてきたとあらためて思うのです。
そんなふうに考えると、コロナ感染くらい「自分の身は自分で守る」、そしてさらに大きく変わろうとする時代にも、最後尾で良いから必死についていかなければならないのではないか、とより強く思ってしまうのです。
たかが「オンライン面接」ぐらいやってみないと。採用か不採用か知らんけど!
来週はじめには先方から採用不採用の連絡が入ります。「るんるんリタイヤめんと」の気持ちで採用の連絡を待っています!
今回の仕事はなかなか面白そうですが、ダメならまた面白そうな仕事を探すだけです。
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